どーも。だいますです。
株式投資を行っている方で、保有している株式の「売り時・買い時」に迷うことはよくある事かと思います。
他にも初心者の方の中には「どんな銘柄を選べばいいんだろう?」と悩んだことはありませんか?
そんな時は、「相場格言」を参考にしてみてはいかがでしょうか?
「相場格言」は先人の投資家たちの成功したり失敗した経験を元に、相場の規則性を短い言葉で表したものになります。
そこで今回はこの「相場格言」についていくつか解説していきたいと思います。
株式市場に正解はありませんので、今回紹介する「相場格言」とは違った動きをすることも当然のことながらありますが、迷た時は先人の知恵を借りるのも一つの手かもしれません。
今回紹介する格言は書籍「株で勝つ!相場格言400」を参考としています。
以前この書籍を紹介した記事を貼っておきますね。
「相場格言」とは?
「相場格言」とは、古くからおこなわれていた株式市場や日本でいうところの米相場などで生まれ先人の知恵や経験に基づき、投資方法や心得などを格言として長い間言い伝えられたものです。
日本でよく聞く「相場格言」は主に日本市場や米国市場で生まれたものが多く、中には江戸時代から伝えられてきている格言も存在します。
基本的に長期投資向けの格言の方が多いのですが、中には短期投資でも活かすことができる格言もありますので、自分のスタイルにあった格言を見つけてください。
売買タイミングの格言
利益確定や損切り等の売りのタイミングや、チェックしていた銘柄の買いタイミングは熟練された投資家でも迷う事があるかと思います。
ここではそんな状況にあった格言を紹介していきたいと思います。
アタマとシッポは呉れてやれ
「大底(=最安値)で買い、天井(=最高値)で売る」。これが株式投資の最も良い売買となりますが、大底や天井を判断するのはとても難しい事です。
ただそのように欲張ってしまうと、売買のチャンスを失うことが多くあります。
したがって、「ほどほどの安値で買ってほどほどの高値で売るといった投資を心掛けましょう」という格言です。
新値には黙ってつけ
過去最高値(上場来高値)を出した銘柄はしこり玉が少ない為、売り圧力が少ないのが特徴です。
高値で買ってしまったため、塩漬けとなってしまった株の事。
上昇中の売り圧力になる事が多い。
そのような銘柄はさらに上昇の期待ができる為、「黙って買うべきだ」といった格言なります。
この格言はどちらかというと長期投資ではなく、短期投資的な方に参考になる格言です。
株は5月に売り抜けろ(Sell in may)
米国市場の格言で、米国では4月から5月にかけて株価が上昇し、5月以降に下落する傾向にあります。
これは「アノマリー」と呼ばれ、なぜそのような事が起こるかわからないが毎年そうなってしまう現象のことを指します。
「アノマリー」については以前記事にしましたので参考にしてみて下さい。
このような現象がある事から、米国だけではなく世界的に有名な格言となりました。
落下しているナイフはつかむな
これも米国の格言となります。
落下しているナイフを素手でつかむのは非常に危険で大けがをする可能性のある行為です。
ではどうすればよいのか?
答えは、地面に刺さった時にナイフを拾えばいいだけの事です。
これを相場に当てはめると、下落トレンドの銘柄を「そろそろ底だ」と判断し買ったとしてもさらに下落が続く可能性があります。
「損をしたくなければ下げ止まった時に買う」のがベストだという格言です。
まだはもうなり、もうはまだなり
この格言は、江戸時代から伝わる米相場から生まれた格言です。
まだ上昇しないだろうと思っているといつの間にか上昇していたり、それとは反対にもう上昇してもいいだろうと思って買いを入れてもまだだったりと市場ではよくある微妙な動きを表した格言です。
市場は日々目まぐるしく動いていく中で、この格言通りにはいかないことの方が多いのですが、天井と底は誰にもわからないことだと思います。
天井と底のタイミングを計ることはとても難しいという事を表した格言となっています。
投資の心得の格言
投資をしていくと大きな利益を得たり大きな損を出したりすることがあります。
そんな時は自分のスタイルや目標を見失って、悪い方向に進んでいく事は避けたいところです。
ここではそんな時だけでなく、投資を行う上で大切な心構えの格言を紹介します。
木は庭に植えず、山に植えよ
庭に植えた木は毎日見ることができるので中々成長には気づきにくいものですが、山に植えた場合はたまにしか見にくことができないのでいつの間にか意外なほど成長していることに驚くことがあります。
株式投資でも同じで、安値で買った銘柄がしばらくたってみてみると意外なほどの高値を付けていることがあります。
これを毎日見ていた場合では、少し値上がっただけで売却してしまったり、値下がりすると心配することになったりと、神経質になる毎日を過ごす事だけでなく、大きなチャンスを逃すことになります。
これは「ほっといた方が大きな利益を得ることがある」といった内容の、長期投資向けの格言です
命金には手を出すな
この格言は米相場の時代から伝わる格言となっていますが、投資をする上で現代にもつながるとても大事な教えでもあると思います。
投資は確かに運用をうまくすれば資産を増やせる手段となりますが、資産を減らす可能性もある「リスク商品」であることは間違いありません。
この格言では、「元本割れ(元々持っているお金が減る事)のリスクがあるものに必要資金をつかってはならない」といったこと表した格言となっています。
必要資金を使うと冷静な判断ができなくなってしまうため、「投資に使う資金は余裕資金であること」といったことを説いた格言です。
卵を割らずにオムレツは作れない
米国相場から生まれた格言ですがアメリカらしいですよね。
簡単に説明すると「株を買わないと利益は出ない」といったことを表した格言となっています。
もし、投資を考えているけどあと一歩踏み出せないといった方はこの格言を参考にするといいかもしれませんね。
相場に過去はない
米国相場から生まれた格言で、「あの時買っていれば資産が増えたのに・・・」とか「あの時売らなければもっと利益が出たのに・・・」など過ぎてしまった過去を悔やむ事はよくある事と思います。
ですがそれより大事なのは「現在の市場の流れ、将来の動向を探る」事の方が重要だといった格言です。
「過去を悔やむより、今後何をすべきか」といったことを表しています。
銘柄の選び方の格言
検討している銘柄は、購入前に様々な手法で企業の情報を得ようとするものですが、ここでは購入前に気を付けたい内容の格言を紹介していきます。
知ったらしまい
現代では公表される前の情報を知って、株を購入することは「インサイダー取引」にあたる為、当てはまらないかもしれませんが、情報はみんなが知ってしまえば情報ではなくなり「事実」となってしまうといった格言です。
ただ現代においては公表されているにもかかわらず、あまり知られていない有力情報も多数存在します。
銘柄を選ぶ際に将来性のある銘柄を購入することは現代でも共通かもしれません。
動かぬ株には手を出すな
上場企業の中には企業業績が良くても出来高が少なくて中々株価が上がっていかない銘柄が多数あります。
そもそも株を買うという事は値上がり益を目指して購入するので、「あまり動かない銘柄を買っても時間の無駄である」といったことを表した格言です。
ただし、配当金や株主優待などを目的とした投資だった場合は、この格言は当てはまらないかもしれませんね。
噂で勝って、事実で売れ
米国市場から生まれた格言で、まだあまり知られていない噂の段階で買っておけば実際にニュースで発表された場合には株価は大きく上昇します。
その時に、売れば確実に儲かるといった格言です。
常にアンテナを張って情報を入手することが大事であるといったことを表した格言です。
「噂で買って、ニュースで売れ」といった格言もありますが内容は全く同じものとなります。
株式と結婚するな
これも米国市場から生まれた格言です。
結婚は相手に不満があっても中々簡単に分かれることができませんが、株式では自分の予想に反している銘柄は売却し処分することができます。
つまり、自分の意に反している銘柄は、固執せず次の銘柄に切り替えたほうがいいといった格言になります。
まとめ
今回、紹介した格言の他にも多数の相場格言が存在します。
僕が参考にしたのは「株で勝つ!相場格言400」といった書籍です。
400もの相場格言が載っているので自分のスタイルに合った格言がきっとみつかるはずですので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
では!!
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